パクシニャンFUN奨学会 10月の御挨拶(定期メール)

寄付天使の皆様、こんにちは。ジュニアメンバーのチェ・ジェヨンです。

2014年の秋をいかがお過ごしでしょうか?

久しぶりに寄付天使の皆様にご挨拶をさせていただこうと、初めてお便りさせていただくことになりました。

 

ここ最近の私は、ソウル芸術大学の演技科にて残すところ最後の学期となりました。学科での勉強と同時に、これまで学校で培ってきた演技、演劇、映画などの経験や知識を、現場で生かしていくことを目標に映画 パパと娘(仮題)Acting Assistantとして参加させていただくことになり、大きな学びの機会にしていうこと思っています。

 

映画 パパと娘(仮題)は、2007年に日本で放送されたドラマパパとムスメの7日間を原作とし、ある親子が予想もしなかったことによって起こる話を描くヒューマンコメディーです。今回のプロジェクトを通して新しい自分を発見することが出来る予感がし、一日一日を誠実に、今回のプロジェクトに関連したことを行いながら元気に過ごしています。

 

先日パク・シニャン先輩と 蒼蒼たる青い松の町 青松へ行ってきました。青松は昨年5期奨学生の歓迎式の時に、初めて寄付天使の皆様にお会いした場所です。再び訪れた秋の青松は、静かで穏やかな香りが満ち溢れていました。松茸を採取したり、リンゴ畑を巡ったりなど、都市から離れ自然に癒された時間でした。今回の旅を通じていくつかの新しい事実を知ったのですが、青松はリンゴが 育つのに最高の環境と言われています。昼と夜の温度差が大きく、リンゴが自らを守ろうと皮を柔らかく丈夫に作るそうです。また近くの山では松茸が成長するのにとても適した土地だという興味深いことをしりました。奨学会との縁を結ぶことが出来た青松が自然に恵まれた場所ということで、 私にはより大きな意味があるように感じました。いつかまた寄付天使の皆様を青松を旅することが出来ることを願っています。

 

また少し前から私にとって意味があり、大きな価値があると思うことを始めました。パクシニャンFUN奨学会を通じて演技に対する熱意があり、分かち合うということに共感し、私のように演技者を夢見る学生を支援するために、私の名前をかけた奨学金を作ることを始めました。

 

初めてスタートする段階にあるだけに容易ではない過程となるでしょうが、今すぐに始めなければならないという必要性を感じ、遠くを見据えながら一歩一歩じっくり踏み出していきます。

 

奨学会のジュニアメンバーとして招待され活動を始めてからの一年半の間、演技について、そして分かち合うということについて考えることが出来た時間でした。

 

私は多くの人々のようにいつかは成功し、金銭的にも余裕が出来たときに分かち合いを実践するという漠然とした考えでいました。

 

しかし、人の習慣は怖くて正直です。

 

成功する前から分かち合う習慣が体に馴染んでいる人は、成功してからも分かち合うことが出来ます。ひょっとしたら普段から分かち合うということに大きな価値を置き実践してきた人が、結局成功しているのかもしれません。成功する人が分かち合うのか、分かち合う人が成功するのか、きっとこれは多くの方々の宿題だと思います。

 

私が発見した分かち合うという意味は、大きさに関係なく分かち合おうという気持ちが何よりも重要で、演技をすることと分かち合うことは別のことではなく、一つの大きな道で、結局演技をするということは価値のある感動的な物語を作り、観客の方々と共に感じ分かち合うことであり、分かり合う人が結局観客の方々と大きな共感を持つことが出来るという、そして分かち合いも早くから練習されるべきことが、分かち合いの価値だと思います。

 

寄付天使の皆様が奨学会を応援してくださっていなかったら、分かち合うということについての意味と価値を知るのにさらに多くの長い時間がかかっていたと思います。これからこのような価値をもっと大切に育てていきます。

いつもお元気で^^

 

ュニアメンバー チェ・ジェヨン